ジプシージャズのバッキング・ラポンプのレッスン

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今回は、ジプシージャズで一番重要といっても過言じゃないリズムギターのバッキング、「ラポンプ(La pompe)」を練習しましょう。

これをマスターするには時間がかかりますが、ジプシージャズの世界では、「リズムギターが弾けない人はソロも弾けない」と言われるくらいなので、じっくり毎日練習しましょう。

ラポンプとは?

ジプシージャズでリズムギターは命です。<正直言うとロックでもフォークなどでもです>

これは過言じゃなく命です。ジプシージャズはリズムギター無しでは成り立たないくらいです。

昔、サミー ドーサ( Samy Daussat )というフランス人のジプシージャズギタリストのレッスンをマンツーマンで受けてたのですが、リズムのことをかなり言われました。(ちなみに彼はかなり若い頃からジプシージャズの教本やビデオを出しています。)

また、サミーはマヌーシュ(フランスのジプシー)ではなく、ガッジョ(gadjo ジプシー以外の人、私たちのことですね。)でして、理論を学んだので何故ここでこのコードを弾くのか?などの説明ができる数少ないジプシージャズプレイヤーだったんですね。

で、彼は有名になった後もリズムギターとして少なくとも10年は過ごしました。

ラポンプの弾き方

ラポンプは、汽車の煙突の音のようだということで、この名前がつけられています。言ってみたらメトロノームです。

一定のリズムを刻みながらズンチャ ズンチャといった感じに弾きます。

ズン のところはベース音を弾き、チャ のところでベース音以外の残りのコードを弾きます。チャ の部分は、腕全体を下方向にストロークする感じです。

動画はマイナースウィングの進行でラポンプしているので、コードも一緒にどうぞ。

ジプシージャズ バッキング ラポンプ・La pompe ジプシージャズ バッキング ラポンプ・La pompe

ジプシージャズ入門18〜Minor Swing(マイナースウィング) リズムギターとソロのアドリブ練習

ちなみに3番目のラポンプは、↑↓↓のストロークです。普通のラポンプより使う機会が多いと思うので、こちらも頑張って習得してください。

ラポンプの練習方法

メトロノームを、使いゆっくりとしたテンポで練習をしてください。できれば鏡の前でフォームを確認しながらやると、なお良しです。

1つのコードをラポンプで何度も弾き、慣れて来たらコードを増やして、最終的に1曲まるまる弾いてみてください。

メトロノームを持ってない人は、下記からダウンロードできます。また、こちらの「ギターの練習に必要なアプリ5選」で必要な無料アプリを紹介しているので、こちらもどうぞ。

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ピックの持ち方

ピックの持ち方もジプシージャズ特有で下の写真のように、軽く握りこぶしを作る感じで持ちます。

あまり持ち方にこだわらなくてもいいですが、普通の持ち方をしていると、ジプシージャズプレイヤーが見たら、ロックプレイヤーがジプシージャズを弾いてるって感じに見えます。

またジプシージャズ特有の持ち方をすることによって力強い音が出せるようになります。力は入ってないですが、イメージ的に握りこぶしを作る感じでピックを持ちます。

ジプシージャズ・ピックの持ち方
↓ちなみに比べれるように、ロックなどの通常の持ち方も紹介します
ロックのピックの持ち方

ちなみに、1mm以下のピックを使っている人は、ジプシージャズ専用のピックに変えて弾いてくださいね。でないと、ラポンプの力強さが生きないので。

私は、ソロの時に2mm〜3mmのピック、昔はソロもバッキングも5mmを使っていましたが、今はリズムギターを弾く時に5mmのピックを使っています。

おすすめのピックや弦を紹介しているので、ジプシージャズのピックを持ってない人は、こちらで購入できます。

レッスンのまとめ

最初にもいった様に、リズムギターの練習は時間がかかりますが、焦らずに無理のないテンポで練習していきましょう。