今回はエディットピアフの枯葉(英Autumn leaves/オータムリーブス)のレッスンです。
この曲は何度かレッスンに出てきているので、知っている人もいるかと思いますが、ジャズ・ボッサノヴァ・ロックでも演奏する機会がかなり多いので、いろいろなキーで弾ける様にも練習してみて下さい。
基本編・枯葉 コード
まずは動画をどうぞ。
枯葉 コード進行
ほぼ2−5−1で構成されてるので、簡単かと思います。
最初のコードはCm7から始まっていますが、これはキーではなくて、キーは1度のGmです。4度のコードから始まってますね。
<2−5−1等の度数のことはこちら「コードの作り、成り立ち」で詳しく解説してますので、参考にどうぞ>
体感ですが、この曲はジプシージャズ特有のリズムギター、「ラポンプ」で弾く機会が少ない気がします。ジャズっぽい滑らかなリズムギターの方が合う場合が多いからかもしれません。
枯葉 バッキング
バッキングパターンです。これは上の動画とちょっと違ったパターンで、下で紹介するアドリブソロのリズムギターで、このバッキングをやっています。
ちなみに、D7だったり、F7などのドミナントコードの時は、よくD7b9やF7b9を使っています。
また、メジャーコードは△7や△79、6、69に変えてどれかを使っています。
通常、「このコードを弾かなくちゃいけない」って言うルールは無いですので、色々変えています。ただ、下記のルールは、ジプシージャズやジャズ、ボッサノヴァではOKですが、ロックやポップでは曲調に合わないことが多いので、控えた方がいいです。
コードを変えるコツ
例)メジャーコード
C → C△7 , C△79 , C6 , C69など
例)マイナーコード
Cm → Cm6 , Cm69 , (基本的にCm7に変えることは出来ません)
例)セブンスコード (このコードは細かいルールがあります)
C7 → C7b5 , C79 , C7#5など
ギターソロ tab
Autumn leavesは、本当に綺麗なメロディーですよね。
特に今の季節の秋冬にはぴったりの曲ですので、ぜひいろいろなキーで弾ける様に練習しましょう。
アドリブソロ
ここではアドリブソロの例を紹介します。ジプシージャズでよく使うテクニックを色々織り交ぜているので、ぜひマスターして下さい。中には、ストーケロ・ローゼンバーグのリフや、ジャンゴのリフも使っています。
以前、「ジプシージャズギター入門13〜リズムギターアドリブ練習〜コードとランニングベースを一緒に弾く方法」で、枯葉を使ったレッスンをしましたので、こちらもどうぞ。
私は枯葉を弾く時は(ベースがいない時限定で)いつも、このランニングベース 付きでコードを弾いてますが、曲にグルーブ感が出てお客さんのダンス率も上がりますので、ぜひトライしてみて下さい。
最後に
ジプシージャズギターって専用の弦や、ピック、もちろん専用のギターがあるって知っていました?
もしジプシージャズギターを持っていなくても、普通のアコギにジプシージャズ専用の弦を付ければ、音がかなりジプシージャズっぽくなりますし、専用ピックを使えば音も分厚くなるし。
こちら「ジプシージャズ必須アイテム」で必要なものを紹介しているので、ご覧ください