今日はジャンゴラインハルト作曲のDjano’s tiger(ジャンゴズ・タイガー)を練習しましょう。
オリジナルは結構早いので難しいかもしれませんが、為になるリフが多く入っているので、そのまま覚えて他の曲に使ってもかっこいいソロができます。
今回もタブ譜付きで紹介しますので、頑張って行きましょう!
まずはジャンゴのソロをどうぞ。ソロの雰囲気をつかんでくださいね。
かっこいいですよね。さすがジャンゴ!それではみなさんもこれを弾けるように、やっていきましょう!
レッスン動画
注!)4小節目の2限の9フレットの音は、3弦13フレットで弾いてもOKです。本来であれば3弦13フレットの方が弾きやすいので。
オリジナルと比べてテンポを結構落としているので、弾きやすいと思いますが、それでも難しいソロなので、時間をかけてやっていきましょう。
また、正確なフィーリングをつかむ為に、ジャンゴのソロも聞きまくってください。
コード進行とコードタブ
キーであるコードのAなんですが、AもしくはA6と記載していますが、実際に弾いているのはA69コードです。
以前ジプシージャズギター必須コードでも紹介したのですが、A69の6弦の5フレットは親指で押さえます。このコードの押さえ方は慣れるまで時間がかかるので、焦らずに練習してください。(太いネックのギターを使っている人や、手が小さい人はかなり難しいので、その場合は親指抜きで弾いてもOKです)
最初のA(A69)の押さえ方(Thumb・親指 Middle・中指 Index・人差し指 Ring・薬指)
最後の2小節のターンアラウンド は面白いですね。
これは1−6−2−5のターンアラウンドなのですが、CdimはF#7の代理コードとして使われています。
ターンアラウンド のことは、「有名なジャズの曲を使ってターンアラウンドの練習」を参考にどうぞ
ソロ
ソロはちょっと面白いテクニックを使っているので、そこだけ解説しますね。
4小節目にある「ド」の音は、キーがAなので本来なら「ド#」なんですが、「ド」の後にソ#・ファ#と行ってド#(目的の音)に行っているんですね。
ジプシージャズでは目的の音の1フレット前後を弾いて、目的の音に行く、という奏法を使うのですが、今回は1フレット前の音(ド)を弾いて、他のスケール音を間に入れて目的の音に行っています。
言ってみたら1−2小節目も似たようなことをしているんですね。
A-G#-B-Aの音を弾いているのですが、Aの音の1フレット前のG#を弾いて、Bに行って目的のAに行く、というものですね。
これは英語でEnclosure(エンクロージャー)と呼ばれるテクニックで、日本語に訳すと囲い、囲い込みみたいな意味です。
これが出来るようになったら、ジプシージャズっぽさが増すので、ぜひ使ってください。
エンクロージャーのレッスンもどうぞ!
最後に
ジプシージャズを始めたばかりで、ジプシージャズの必須アイテムを持ってない人は、是非「ジプシージャズの必須アイテム」を読んでください。ピックや弦をジプシージャズ用に変更するだけで、すっごく音が変わりますよ!
それでは、ソロの練習が終わったら、こちらのレッスンにもトライしてください!