以前こちらイントロの作り方、弾き方タブ譜付き で、イントロの作り方を紹介した時から、いつかはアウトロ(エンディング)の作り方を書こう、書こうと思っていて、やっと今日記事を書き始めました。
イントロってアドリブする人多いですけど、アウトロでアドリブってあまり見ないですよね。
みんななんとな〜く終わってるだけの感じじゃ無いですか?
ということで、他のプレイヤーに一味も二味も差をつけれるように、アウトロをマスターしましょう!
アウトロとは?
イントロって聞かれたことある人が多いと思いますが、アウトロってあまり聞かないですよね?
イントロの反対で、曲の締めくくり、結論のセクションという意味で、曲の最後に弾くものになります。
イントロは自分で作ることもありますが、アウトロは典型的なものを使うことが多いかと思います。(私の場合は)
アウトロの簡単な作り方
ジプシージャズでは、基本的に決まったアウトロを弾くことが多いですが、アレンジをすることもあります。
イントロと同じメロディーを弾く
一番簡単にアウトロを作るのなら、イントロと同じメロディーを使えばOKです。
ただ、イントロはAメロに繋がる進行に対し、アウトロは曲が終わる進行にしないといけないので、最後の部分をちょっと変えてあげる必要があります。
最後の小節を繰り返す
ジャズでよく見るのは、最後の4小節を繰り返して終わる方法です。
これは主にジャムっている時にやる方法ですが、最後の小節を繰り返すことによって、みんなに「さぁ、終わろう」って合図を送れるのでよく使われます。
例 summertime 最後の4小節であるC-E7-Am-Amを繰り返し
ターンアラウンドを使う
ターンアラウンド は、イントロでも、アウトロでも使えます。ほとんどのアウトロはこれを使っているんじゃないかな?ってくらい使います。
ただ、一般的なターンアラウンドも使うし、代理コードを混ぜたものだったりと色々アレンジしますね。
よく聞くのは、2-5-1-5 / 1-b3-2-5 / 1-6-2-5 / 1-b9-2-5 / 1-5-4-3などが多いです。
詳しくは、「ジャズの曲を使ってターンアラウンド の練習」をどうぞ。
コード進行
当然ですが、最終コードは1度のコードで終わりますが、あえてマイナーの曲をメジャーで終わったり、ジャズならドミナントコードで終わったりもします。
進行は基本的に、5度→1度に移動すれば、音的にもスムースだし、5度のドミナントの音で盛り上がって1度に落ち着くという音楽理論に沿った動きなので、コレが一番いいですね。
当然2度→1度や、3度→1度、4度→1度でもOKですが、2度3度4度は曲が終わるという盛り上がりが小さいので、曲によっては「えっ?終わり?」って印象を与えます。
では、キーCで上記の例を紹介します。
- 5度→1度・・・G7→C
- 2度→1度・・・Dm7→C
- 3度→1度・・・Em7→C
- 4度→1度・・・Fmaj7→C
アウトロの例
まずはジプシージャズでよく使うアウトロをご紹介します。
これはMinor swingで使われるアウトロですが、それ以外の曲でも全然使います。
ジャズでよく聞くパターンです。
アウトロの作り方コツ
例えば上記のように、メジャーコードで終わるコードを7b5コードや13コードで終わると、かなりジャズっぽくなり、カッコいいのでぜひ使ってみて下さい。
例)最後の2小節がDm-G7で最後のコードがCだとします
通常Dm – G7 – C →ジャズっぽい終わりDm – G7 – C7b5
これを応用して色々なキーで試してみて下さい。
マイナーコードで終わる曲はm6にしてみたり、m69にするとジプシーな雰囲気がもっと出ます。
ちなみに、上記のアウトロはキーがメイジャーでもマイナーでも、どちらでも使えるので色々な曲で試して下さい。
まとめ
アウトロをアレンジする時は、コードの沿った進行や、ターンアラウンドのコード進行を念頭にメロディーを弾けばカッコよく決まります。
基本的にここは感性の部分があるので、これ以上アドバイスがありませんが、今回ご紹介したアウトロからアドリブしてみてください!