前回のレッスン「アルペジオとスケール メジャーキー」は順調に進んでいますか?今回はレッスン第2弾としてマイナーキーをやっていきましょう。
以前お伝えしたスケールをもう一度書いておきます。
アイオニアン・スケール・・・1 2 3 4 5 6 7 (一般的なメジャースケール)
ドリアン・スケール・・・1 2 b3 4 5 6 b7(一般的なマイナースケール)
エオリアン・スケール・・・1 2 b3 4 5 b6 b7(一般的なマイナースケール)
ミクソリディアン・スケール・・・1 2 3 4 5 6 b7(一般的なドミナントスケール)
フリジアン・スケール・・・1 b2 b3 4 5 b6 b7
リディアン・スケール・・・1 2 3 #4 5 6 7
ロクリアン・・・・スケール1 b2 b3 4 b5 b6 b7
前回やったのはメジャーキーの時に使うアイオニアンで、今回はドリアンとエオリアンスケールを練習していきましょう。
スケールとは
日本語で言うところの音階で、大きく分けて長音階(メジャースケール)、短音階(マイナースケール)があります。
例えばCの長音階(メジャースケール)といえば、#もbもない音ですね。
C D E F G A B と7つの音から構成されています。
Cの短音階といえば、
C D Eb F G A Bb(ドリアン)
C D Eb F G Ab Bb(エオリアン)
C D Eb F G Ab B (ハーモニックマイナー)
C D Eb F G A B(メロディックマイナー)
4つあるんです。。。ややこしいですね。
まずは一つづつ覚えていけば大丈夫です。
マイナースケール
ナチュラルマイナースケール
ドリアンは結構ジプシージャズで使います。というのも6度の音がb6じゃなく、6度の音なので、何と言うか微妙なジプシーなサウンドをくれるからです。(当然エオリアンも使います)
ハーモニックマイナースケール
メロディックマイナースケール(スーパーイオニアンスケール)
ただ今回は、使用頻度の高いナチュラルマイナースケールとハーモニックマイナースケールをメインにやっていきましょう。
スケールの覚え方
全ての構成音を知っていたほうがいいですが、まずは指の動きで覚えると簡単です。
赤丸が1度の音です。
ここまで書いてアレなんですが、おそらくジプシージャズプレイヤーでスケールをスケールと思って弾いている人は少ないかと思います。
スケールに対する視点が違うと言うか、アルペジオの延長線って感じでしょうか・・・どちらにしても、これらの運指は知っていたほうがいいので、練習していきましょう。
赤丸がスタート地点である1度の音になりますが、これを0フレットから行けるところ(15フレットくらい?)までキーを変えて練習してみてください。
マイナーアルペジオ
さて、ジプシージャズと言えばアルペジオ。ジプシージャズプレイヤーはこちらを重点的にやっていきましょう。
アルペジオとはコードの構成音のことで、通常のコードは3和音(1、3、5度)で、出来ています。
アルペジオは上から下に、下から上にと弾ける様に練習しましょう。
次は、ジプシージャズでよく使うマイナー6コード、マイナー69コードのコードシェイプとアルペジオです。
もう一つ別の動きのマイナー69アルペジオ
他にも色々なコードを紹介しているので、こちらの必須コードを参考に、いろいろなコードポジションでのアルペジオに挑戦してください。
最後に
いかがでしたか、今回のレッスンは?
面倒くさいですよね?
分かります。名前もややこしいし、似た様な運指だし。
まずはスケールにしろ、アルペジオにしろ一つずつ弾き込んでものにしたら、次の形を練習して、とやっていけば、すぐに指が動きを覚えますので、心配せずにどんどん弾き込んでいきましょう。