先日の「ジョショーシュテファンのギターや弦、ピックの紹介」が好評なようなので、第2弾として、ストーケロ・ローゼンバーグが使っているものを紹介します。
この記事を読まれている人は当然ストーケロのことを知っていると思いますが、万が一知らない人のために、簡単なバイオグラフィーも紹介します。
Stochelo Rosenberg(ストーケロ・ローゼンバーグ)とは?
ストーケロは、オランダのヘルモントにあるジプシーキャンプで1968年2月19日に生まれ、弟が4人、妹が1人います。
妹の名前はセフォラ(Sephora)と言い、後年「For Sephora」という名曲を発表しています。
彼がギターを始めたのは10歳の時で、ストーケロの父ミマー・ローゼンバーグや叔父からギターを学びました。
当然ジャンゴのレコードからも、ジプシージャズを学んでいます。
若いころから親戚のヌーシュとノニ・ローゼンバーグ(Nous’che and Nonnie Rosenberg)とバンドを組み、今現在も3人で演奏しています。
ローゼンバーグトリオの初のアルバム Serestaをリリースした直後の1989年に、初めてフランス・サモアで開かれるジャンゴ・フェスティバルで演奏し、1993年にはジャンゴの相棒だった、シュテファン・グラッペリの85歳のバースデーパーティーのコンサートでも演奏をしました。
Stochelo Rosenbergのギター
ストーケロはJacques Favino guitar(ジャケ・ファビーノ・ギター)というカスタムメイドのギターを使っていましたが、その後セルマー(Selmer) 504を使っています。
ちなみにジャンゴが使っていたセルマーは、503です。
ストーケロのセルマー504は、2010年に売りに出されていたので、もう他の人に渡ってると思います。ちなみに価格は約300万円でした。
ちなみに、Jacques Favino guitarはすっごく有名で、1964年からギターを作っています。
今はジャケは作っておらず、ジャンピエ(Jean-Pierre Favino)がカスタムメイドのギターを、カステルビアーグというフランス南部の街で作っています。
何点か販売用にあるみたいなので、興味がある人は予約して行けばギターを試せます。
Jean-Pierre Favino・カタログのPDF(URLがSSL化されていないので、保護されていない通信となってブロックされる可能性もあります)
<Eimers guitars・ストーケロモデルのギター>
セルマーの後は、Eimers Guitarを使っているようですね。
Eimers Guitarでは、ストーケロモデルのギターが販売されています。お金があったら欲しいですね・・・。
ヨーロッパ以外に住んでいる人は無税になるので、3182ユーロ+送料になります。ヨーロッパ在住者は3850ユーロです。
他にもいろいろなモデルがあります。
こちらもカスタムメイドですが、興味がある人はコンタクトをとってみてください。(住所はオランダです)
https://www.eimersguitars.com/
Stochelo Rosenbergが使っているピック
ストーケロはWegenのBigcity 1.4mmを使っています。
結構薄いピックを使っていますね。
ウェーゲンのピックは、ジプシージャズをやっている人に有名ですね。私はダンロップの方が好きなので、使っていないですが・・・。
ウェーゲンのピックは日本ではほとんど売っていないのですが、時々石橋楽器で売られているので、欲しい方はこまめにチェックしてみてください。2020年1月6日現在、2種類のWegenピックが売られています。
もしくは英語ができる人は、直接Wegenpickに聞いてみてください。世界中どこでも配達OKだと思いますが、配送料がどうなるか分かりません。
もしくは私が使っているピック・primetoneも、おすすめです。ビレリやロビン・ノーランなどの有名ギタリストもダンロップで、Delrinを使っています。
Stochelo Rosenbergが使っている弦
ストーケロは、D’addarioジプシージャズ弦と、Galli Stringsというブランドを使っています。
ジョショーシュテファンも、ダダリオのジプシージャズ弦を使っていますね。
私はArgentineというブランドの方が、明るい音が出るので好きです。
Galli Stringsは、日本では石橋楽器で販売しています。在庫がない場合は、取り寄せしてくれるそうです。
ダダリオはアマゾンで買えます。
ちなみに、多くのジプシージャズギタリストは、ジャンゴも使っていたSavarez Argentineを使っているので、こちらもどうぞ。
最後に
ストーケロは、誰よりもジャンゴの正統な後継者という感じにギターを弾くので、参考になりますよね。
少なくとも、弦やピックは同じものを使うことができるので、あとは頑張ってテクニックを磨きましょう。