ジョショー・シュテファンは知ってますよね?
あの超人的な演奏をする、ドイツ人ジプシージャズギタリストです。
私は彼の演奏が大好きで、何度も演奏を見に行きました。
ジョショーファンは世界中にかなりあふれていると思いますが、彼が使っているピックや弦、ギターの情報って見かけませんよね。
今日はジョショーが使っているものを紹介します。
Joscho Stephanとは?
言うよりも演奏を見てもらった方が早いので、こちらをどうぞ。
昨年彼の演奏を見に行ったときに撮影したのですが、すごいでしょ?こんな感じで弾けたら最高ですよね。
簡単にジョショーを紹介しますね。
1979年6月23日・ドイツ生まれのジプシージャズギタリストで、父親・Gunter Stephan(グンター・シュテファン)がバンドをやっていた影響で6歳の時にギターを弾き始めました。
ちなみに父・グンターは、リズムギターとしてジョショーと一緒に演奏しています。
1999年にSwinging Stringsというアルバムでデビューし、その後も多くのCDをリリースしています。
- 1999 Swing Strings
- 2001 Swing News
- 2003 Django Foever
- 2006 Acoustic Live
- 2007 Joscho Stephan – Live in Cocert
- 2010 Django Nuevo
- 2011 Gypsy Meets Jazz with Oliver Holland
- 2012 Gypsy Meets the Klezmer with Helmut Eisel
- 2014 Acoustic Rhythm
- 2014 Joscho Stephan Trio Live
- 2015 Guitar Heros
- 2016 Gypsy Vibes
- 2017 Bei dir war es immer so schön
- 2018 Paris – Berlin
- 2019 Classic Meets Gypsy
かなりのCDをリリースしていますね。
Joscho Stephanのギター
過去のインタビューで、「ドイツで使う通常のギター」と言っているので、場所によって変えていると思います。
以前アメリカであったライブのインタビューで話していたのですが、「ドイツからギターを持ってこなかったので、街のギターショップに行き、今回の演奏で使うギターを買ったよ」って言ってましたね。
さて、ジョショーが通常使っているギターは、Jürgen VolkertのD-Hole・SW 404Dです。
ボディはスプルースという松科の木で、ネックはウォールナット(クルミの木)、フレットボードとブリッジはエボニー(コクタン)を使っています。
フレットボードはエボニーが一番ですね。固いし、音が全然変わりますもんね。
ちなみに、ディクヌ・シュニーバーガー(Diknu Schneeberger)というオーストリアの若い凄腕ジプシージャズギタリストは、同じメーカーのSW 402のオーホールを使っています。
Jürgen Volkertはカスタムメイドなので、一般販売はしていません。
料金は材料やサイズなどで変わるのですが、大体40~60万円で販売しています。
詳しくはHPをどうぞ。
Joscho Stephanが使っているピック
ピックは、やっぱりウェーゲンを使っています。ウェーゲンのピックはジプシージャズギタリストに人気なんですよね。
ストーケロ・ローゼンバーグも使っていましたね。
さてジョショーはと言うと、ウェーゲンのBig Cityというものを使っています。ちょっと今も使っているかは定かではないですが、2016年のインタビューで、こう言っていました。
<Wegen picksより>
ただし、日本じゃほとんど手に入らないんですよね。時々アマゾンや石橋楽器で売っていますが、種類も多くないし探すのが大変です。
英語ができる人は、直接Wegenpickに聞いてみてください。世界中どこでも配達OKだと思いますが、配送料がどうなるか分かりません。
ちなみに私はDunlop Primetone(ダンロップ・プライムトーン)を使っていますが、ビレリ・ラグレーン(Bireli Lagrene)やGonzalo Bergara , Adrien Moignard,Robin Nolan・・・など有名ギタリストは、Dunlop delrin 1.5mmを使っていいる人が多いです。
私が使っているPrimetoneは、サウンドハウスというオンラインのギターショップが販売しています。
Joscho Stephanが使っている弦
ジョショーはアルジェンティーン(Argentine)の弦じゃなく、ダダリオのジプシージャズ弦 011を使っています。
ストーケロ・ローゼンバーグもダダリオを使っていますね。(ほかの弦も使っていますが)
アルジェンティーンはフランスの会社なので、フランスのジプシーギタリストは、アルジェンティーンを使う人が多いと思います。
当然ジャンゴもアルジェンティーンを使っていましたしね。
私もアルジェンティーン派です。
最後に
ジョショーと同じものを使ったからと言って、彼のように弾ける様になるわけじゃないですが、ジョショーの音が好きな人は同じ弦やピックを使ってみてください。
こちらストーケロ・ローゼンバーグの弦やピックもまとめたので一緒にどうぞ。