今回はドラドシュミット(Dorado Schmitt)作曲の、ボッサドラードを練習しましょう。
この曲はジョショー ステファン(Joscho Stephan)のバージョンが有名かもしれませんね。
今回も、バッキングの練習とソロ、アドリブソロを弾く練習をしていきましょう。
Joscho Stephanのソロ
まずは、ジョショー ステファンのボッサドラードを聞いて見ましょう。
かっこいいですよね。ちなみにこの動画は、昨年ジョショー がうちの近くでライブをやったので、見にいった時に撮影しました。
客はまばらだったのですが、私は最前列で微動だにせずカメラを撮影していたので、彼は笑っていましたね。(笑
ただ時折、私が見やすいようにギターを弾いてくれたので感謝です。
ジョショー と話すのは2〜3回目だったと思いますが、ギターの事を質問したら、いろいろ教えてくれました。
レッスン動画基本編・コードタブ
進行は、Intro-A1-A2-B-A1で、エンディングはイントロを弾きます。
主に使っているコードのタブ譜です。
知らない曲でもこれは意識していたらわかる事なんですが、 キーがDmの曲でDm7というサブドミナントが来たら、「Gmに行きそうな動き」って分かるので、ジャムセッションの時なんかは、7thコードが出て来たら注意して弾いてください。
また、Bメロに入った時にDm7からD7に変わっていますが、これはジプシージャズでよく使う動きで、次のコードのGmに行くからドミナントコードを使っています。まぁ、こういうこともあるって覚えていてください。
イントロのコードとコードtab
ソロのtab
ちなみにこのメロディーはオリジナルのメロディーなので、演奏するときはアレンジしながらこのメロディーを弾くことが多いです。
●1-8小節はイントロです。
●9-16小節まで行ったら9に戻り、2回目は13から17にとび、そのまま最後まで弾きます。
ストーケロやジョショー シュテファンのソロを使ったアドリブソロ
今回は、ストーケロ・ローゼンバーグやジョショー シュテファンのソロをミックスした感じにしたので、結構難しいと思います。
ただ、オリジナルのアドリブを弾くには、まずは上手い人の演奏をコピーして、分析することが大事なので、色々な人のソロをコピーしてみてください。
多くのジプシープレーヤーは、彼らのリフやジャンゴのリフをところどころに入れて演奏していることが多々あるので、聞いたことあるメロディーがあるかもしれません。
また、1分36秒あたりからエンクロージャーというテクニック(フレーズ)を使っているて、ジプシージャズではよく使うものになります。詳しくは「ソロに使えるテクニック・エンクロージャー」を参考に!
エンディングは、メインメロディーを弾いて終わるので、このアドリブソロの後に、Aメロをもう一回弾いて終わってください。
アドリブ練習のコツ
アドリブの練習をするときは、曲を完全に覚えるまでひたすら演奏する、が基本です。
ジプシージャズプレイヤーなら使っている人は多いと思いますが、ルーパー(ループステーション)を使って練習することは、多いですね。
ルーパーとは簡単にいうと、録音マシーンで、今演奏したものを録音でき、それをループ再生(リピート再生)できるものです。
なので、バッキングを録音して、再生すると、ひたすらそのコード進行が流れているので、それを使ってソロのアドリブ練習をします。
1万〜2万円ほどするので安くはないですが、必需品なので(あった方が良いので)余裕があれば買って使ってください。
こちらまとめ<ジプシージャズ必須アイテム>で、私が使っているものをいろいろ紹介しているので、参考にどうぞ。
最後に
ボッサドラードは弾く機会が多いので、ぜひ何度も練習して頑張ってください。