ジプシージャズの有名曲をコード付きで紹介します。
難しい曲もあると思いますが、頑張ってトライしてください!
- 1 マイナースウィング
- 2 ルジュノア(Les yeux noirs/Dark eyes)
- 3 After you’ve gone(アフターユーブゴーン)
- 4 ボッサドラード(Bossa Dorado)
- 5 バイミア ビスト ドゥ シェーン(Bei mir bist du schon)
- 6 チャルダーシュ(Czardas/Czardus)
- 7 Caravan(キャラバン)
- 8 For Sephora(フォーセフォラ)
- 9 Made in France
- 10 Django’s Tiger(ジャンゴズタイガー)
- 11 Summertime(サマータイム)
- 12 All of me
- 13 I can’t give you anything but love
- 14 Sweet sue-just you-
- 15 Autumn Leaves
- 16 La foule
- 17 Nuages
- 18 Coquette
- 19 Sweet georgia brown
- 20 Clair de lune
- 21 Douce ambiance
- 22 Limehouse blues
- 23 C’est si bon(It’s so good)
- 24 Them there eyes
- 25 Oh lady, be good
- 26 Shine
- 27 Avalon
- 28 最後に
マイナースウィング
ジャンゴ = ジプシージャズ = マイナースウィングって言うくらい有名な曲です。
コード進行はいたってシンプルな 1-4-5です。ジプシージャズの曲はジャズって言うくらいなので、ジャズやブルースとコード進行がにています。
ルジュノア(Les yeux noirs/Dark eyes)
これはもともとロシアの民謡でロシアのジプシー達が弾いていました。
元々は3 / 4 拍子でワルツ調ですが、おもにジプシージャズではストレート の4 / 4 で弾いています。これも基本的に 1-4-5ですがファイブ コードから始まります。
After you’ve gone(アフターユーブゴーン)
邦題は「君去りし後」。曲が始まってすぐにキーがC からGに変わる面白い進行です。
ボッサドラード(Bossa Dorado)
ドラド シュミットというフランスのジプシーギタリストが作った曲で、私の妻の favorite songです。
ボサドラードはjoscho stephan ヴァージョンが有名ですね
ボッサ・ドラードのレッスンBossa dorado(ボッサドラード)のレッスン、レッスン動画・tab付きもどうぞ!
バイミア ビスト ドゥ シェーン(Bei mir bist du schon)
これは元々はユダヤ人が作った曲で、元々のスペルはBay mir bistu sheyn ですが映画のテーマソングに使われた時に今のスペルになった様です。邦題は<素敵なあなた>です。
この動画は友達のソボ( 名前です)が joscho stephan とコンサートをやったので、その時録画したものです。
これも基本的に 1-4-5ですが、Aパートは 1-5, Bパートは4-1-4-5です。
チャルダーシュ(Czardas/Czardus)
邦題はチャルダッシュで、私はこの曲が好きすぎてギターでもバイオリンでも練習していました。
進行は、イントローAAーBBーAーCーBーDです。
ちなみに、この動画では間奏のCパートを2回弾いています。
動画を見ての通り、これってバイオリンの曲なのですが、ギターで弾いてもかっこいいので、チャールダーシュのソロのレッスン、こちらクラシックジプシーソング・チャールダーシュのレッスン バイオリンソロをギターで弾こう からどうぞ。
Caravan(キャラバン)
ご存知の方も多いかと思いますが、ドュークエリントンとユアンチゾル作曲のジャズスタンダードです。
ドュークエリントンのバージョンはマイルドテンポが多いですが、ジプシージャズではやっぱり早いです!!
こちらも色々なバージョンがあるので探して聞いてみてください。
今回は私が好きなstochelo rosenberg(ストヘロローゼンバーグ)バージョンをアップします。
注)日本語でstochloを検索するとストーケロ ローゼンバーグと読み方が出ますが、彼自身は、オランダ語でストヘロもしくはストヘーロと発音してます)
これはキーDmです
For Sephora(フォーセフォラ)
お次もストヘロでFor sephora(フォー セフォラ)です。
これは、彼が妹に送った曲で、切ないメロディーです.
Bireli lagrene(ビレリ ラグレーン)と一緒に弾いてるバージョンがあるのでそちらを紹介します。
Made in France
上で紹介したビレリ ラグレーン作曲のmade in france。
シートミュージック作ってて思いましたが、for sephoraとコード進行がほとんど同じですね。
ちなみに彼は、かなり若い頃から有名だったのですが、ある時を境にジャズにはまってエクスペリメンタルジャズ(実験的なジャズ)を長い間弾いていました。
2000年くらいからジプシージャズ一本で演奏していますのでファンとして、この「カムバック」はかなり嬉しかったです。
今でもソロを聞けばかなりジャズっぽい弾き方をしていますがこの曲は「ジプシージャズ」という感じのソロです
Django’s Tiger(ジャンゴズタイガー)
こちらはdjango作曲で、軽快なジプシージャズの曲です
ジャンゴラインハルト バージョンはもちろん良いのですが、joscho stephan(ジョショー シュテファン)の弾いているジャンゴズ タイガーがカッコいいのでそちらをチョイスしました。
こちらはそのジョショー がmarion and sobo(マリオン アンド ソボ)というバンドと一緒に演奏しているのを見に行ったのでこちらをアップします。
通常はボーカルパートはないのですが、マリオン アンド ソボはボーカルをつけてやってるので、キャッチーに仕上がっています。
Summertime(サマータイム)
お次は、サマータイム
ジャズでよく弾かれる曲ですが、ジプシージャズでも弾く機会が多いので是非聞いて見てください
私はjanis joplin(ジャニス ジョップリン)バージョンが好きなのですが、ジプシージャズ入門ということで、ジプシージャズバージョンをアップします。
演奏はストヘロ、ビレリ、エスクーデ(christian escoude)で、キーEmです。
ジャズの定番!サマータイムのアドリブ練習・タブ譜付き – ジプシージャズ入門
All of me
このジプシージャズ入門でも何度かレッスンしているので、聞いた事があると思います、オールオブミーです。私が一番好きな曲です。お客さんの注意を引くために、曲セットの最初の方にもってくる事が多いです。
彼らはキーGで弾いていますが、Cでも弾く事が多いです。
All of meのレッスン・タブ譜付きでアドリブの練習をやっているのでこちらもどうぞ。
I can’t give you anything but love
邦題は「捧げるは愛のみ」で、これもジャズスタンダードでよく耳にする事が多いですね。
こちらはストケロローゼンバーグ(Stochelo Rosenberg)のRosenberg Academyから です。ストケロはジャンゴラインハルトの後継者と言って良いくらい、ジャンゴなソロを弾きます。
ジプシージャズプレーヤーはソロの中によくジャンゴのリフを入れますが、ストケロのリフもよく弾かれています。
また、手の動きもすごく参考になるので、そちらも一緒にチェックしてください。
Sweet sue-just you-
スウィートスウはそこまで知名度が無いかもしれませんが、よく聞く曲です。
Sebastien Giniauxはジプシージャズ界隈では有名で、すごく特徴的なソロを弾き、何と言うか、玄人好みのソロって感じです。
下の動画は音がそれほどよくないですが、是非聞いてみてください。
Autumn Leaves
言わずといしれた、エディットピアフ(Edith piaf)の曲で、ジャズでよく弾かれますね。邦題は「枯葉」といいます。
ジプシージャズ入門でも以前にレッスンをしたので、馴染みがあるかと思います。
この曲はかなりの鉄板なので、是非覚えましょう。
オリジナルの曲名はフランス語で Les feuilles mortes 、日本語では枯葉です
枯葉<Autumn leaves>のリズムギターとソロのレッスンでアドリブの練習をどうぞ。
La foule
こちらもエディットピアフの有名曲で、邦題は「群衆」となっています。
フランスでこの曲を弾くと、大体の人は食いついてくるので、是非覚えましょう。
Nuages
ヌアージュという曲で、第二次世界大戦中にジャンゴが作曲しレコーディングした曲です。
戦争の影の中、人々の心を晴れやかにする曲だったので大ヒットしました。
1940年にレコーディングしたときはキーFで、その後キーGでもレコーディングし、私がこの曲を弾くときはキーGが多いと思います
Coquette
次はコケットです。
これは私が初めて練習したメイジャーキーの曲です。
よく弾きますので聞いてみてください。
Sweet georgia brown
この曲はもともとジャズでよく弾かれている曲で、popな曲調でキャッチーです。
ジャンゴ ラインハルトバージョンをアップしようかと思いましたが、私はjoscho stephan(ジョショー シュテファン)のバージョンが好きなのでそちらをアップします
Clair de lune
私の好きな曲トップ5に入るクレアドルーンです。
結構暗い曲ですが、ジャンゴのソロがメチャクチャかっこいい曲です。
レコーディングはキーDmだと思いますが、音源を聴くとD#mっぽいので曲と合わせて弾くときは、別の人のバージョンを使ってください
練習動画とタブ付きでリズムギターとソロのレッスンです。クレアドルーン(Clair de lune)のレッスン も一緒にどうぞ
Douce ambiance
2−3年ほど前にオーストリアのウィーンでDiknu schneeberger(ディクヌ シュニーバーガー)を見に行ったら、ドゥース アンビヤンスを弾いててかなりハイテンポでかっこよかったので今回ご紹介します
この時ディクヌは、クラッシックコンサートが演奏されるオペラハウスでジプシージャズを弾いててかなりカッコ良かったですね。
ちなみに、コンサート後に喋ったんですが、かなり「いい青年」って感じでその後もフェイスブックで連絡を取っていました。
Limehouse blues
ライムハウスブルースは意外にイギリスで生まれた曲で、色々なバージョンがあるので探して見てください。
今回もジャンゴ バージョンじゃなくて、私が昔よく聞いていたバージョンを紹介します。
このバージョンのイントロは結構遊び半分でアレンジした感がありますが、イントロのアドリブの参考としても聞いて見てください
ジャンゴのLimehouse Bluesのソロのレッスンでジャンゴのソロを完コピして紹介しています。
C’est si bon(It’s so good)
フランスの名曲セ・シ・ボン。ヘンリベッティ(Henri Betti)作曲で、色々な人が歌っていますが、有名なのは、フランスの有名歌手イヴモンタンとルイアームストロングが演奏しているものかと思います。
ジプシージャズでも、シンガーがいるときは弾く機会が多いので、是非練習しましょう。
Them there eyes
ジャンゴのソロがかっこいい、ゼム・ゼア・アイズ。昔この曲をめちゃくちゃ練習していた記憶があります。
Oh lady, be good
爽やかな曲で春や夏にぴったりの曲です。邦題もオー・レディー・ビー・グッドとそのままですね。もともとミュージカルのために作られた曲です。
Shine
これは1910年に作られたかなり古い曲で、ジャズでよく弾かれています。
アップテンポでノリのいい曲なので、ボーカル付きの時はみんな踊りだすような軽快な曲です。
Avalon
ビッグバンドで弾かれる機会が多いアバロン。ベニーグッドマンも演奏していますね。
the swingって感じの曲です。
最後に
これを機会に色々なバージョンも聞いてみてください。
色々な曲を知っていることは強みになるので、ジャムセッションをする時にもスムースに弾けることが多くなります。